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ミニ情報通信

平成30年度下期関東・甲信越ブロック会議が開催されました。

 去る12月14日(金)午前10時30分から、標記会議が中央大学駿河台記念館370会議室(東京都千代田区)において開催されました。

 当日は、まず最初に新井ブロック長(埼玉福興株式会社代表取締役)から、開会のあいさつがあり、1)最近、精神障害者や発達障害者の雇用が進む中で、ピアサポートが注目を集めている、2)午後のセミナーでもピアサポートの話が出て来ると思うので、参考にしていただきたい、3)今後は、障害者だけでなく、働きづらさを抱えるいろいろな人を支援していきたいといった話がありました。
 また、当日は、栗原会長からもあいさつがあり、1)今年度から会費を引き上げさせていただいたが、それを会員の皆様にいかにお返しするか、10月の常務理事会で議論した、2)具体的には、全重協の活動の柱であるブロック会議について、いかに会員の皆様にご満足いただけるものするかということを議論した、3)ブロック会議については、これまでのような一方通行のものではなく、会員の皆様から自社の取組や困っていることをお聞かせいただきたいと考えている、4)今年の4月から精神障害者が法定雇用率の算定基礎に加えられ、今後は精神障害者の雇用に積極的に取り組んでいくことが求められている、5)精神障害者等の雇用を促進するため、本人、支援機関、企業が情報を共有するための就労パスポートの在り方について検討する厚生労働省の検討会に参加するので、いろいろと意見を言っていきたい、6)11月21日に開催された衆議院の厚生労働委員会に参考人として出席し、委員の先生方から役所でいかに障害者を雇用するかということについて意見を聴かれた、7)その際、単なる数合わせではだめで、障害者が戦力として働けるような環境整備が必要だということを申し上げた、8)また、全重協の会員企業は皆障害者を戦力として雇用しているので、必要であればそのノウハウを提供させていただくということも申し上げたといった話がありました。

 新井ブロック長と栗原会長のあいさつの後は、本部報告ということで、厚生労働省の障害者雇用施策関係概算要求のポイントや全重協の名称等に係る常務理事会の議論について説明があった他、衆議院厚生労働委員会における栗原会長の意見陳述や首都圏支部設置に伴う組織規定の改正についても報告がありました。
 また、これらの説明、報告に加えて、全重協の事業活動に必要な財源を確保するため、今年度も会員からの積極的な寄付をお願いするという話もありました。

 本部報告の後は、参加した各会員企業から近況報告がありましたが、その中では、1)埼玉では、埼玉障害者就業サポート協会が年4回障害者雇用に係る勉強会等をやっている、2)メンバーは全重協の会員とも重なるので、全重協とも連携していきたい、3)荒川を越えると最低賃金が100円くらい違うこともあり、埼玉の障害者は東京に行ってしまう、4)埼玉の支援機関を利用しても障害者はいないと言われてしまう、5)これまで12年間箱詰めの仕事をしてきた精神障害者が、職場環境を少し変えただけでやめてしまった、6)改めて、人を育てる職場環境作りが重要だと思った、7)新潟でも、障害者を雇用したい企業がタッグを組んで、全重協とは別にネットワークを作っている、8)障害者雇用の水増し問題について新潟市に要望書を出したといった話がありました。

 今回の、関東・甲信越ブロック会議については以上です。

 当日は、午後から開催される厚生労働省受託事業のセミナー前の1時間だけの会議でしたが、今後は、常務理事会におけるブロック会議見直しの議論も踏まえ、より充実した内容にしていきたいと考えています。