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ミニ情報通信

北海道ブロック会議が開催されました。

北海道ブロック会議の参加者
北海道ブロック会議の参加者
 去る2月23日(火)午後1時30分から、札幌サンプラザ4階会議室において、標記会議が開催されました。
 当日は、雪で飛行機が大幅に遅れるようなあいにくの悪天候でしたが、何とか定刻までに参加者全員が集まって会議を開催することができました。
 会議では、まず最初に、池田ブロック長(株式会社特殊衣料代表取締役社長)と栗原会長からあいさつがありました。
 池田ブロック長からは、常務理事会において全重協の会員拡大に向けて議論している中で、各ブロックにおいても全重協の魅力の在り方について議論することになったという経緯の説明があり、さらに、栗原会長からは、1)全重協が今のままでいいのか改めて考えるべきときに来ている、2)そうした議論を通じて会員を更に増やし、今の300社から少なくとも500社ぐらいにしていきたい、3)そうすれば、全重協の存在感も更に高まる、4)全重協の予算は厳しいが、HPの内容を一新し、必要な情報をタイムリーに提供していきたいという話がありました。
 この後は、本部からの報告を経て、会員事業所の近況報告がありました。
北海道ブロックでは、他のブロックよりも時間をかけて各参加者からかなり詳しい近況報告がありましたが、まず事業経営全般に関するものとしては、1)観光客の増加や原油安により、業績は好調といった声が多かった一方で、2)人手不足で、募集しても人が集まらないという声や大規模な企業進出によって優秀な人材を引き抜かれたという話もありました。
 また、業種によっては、3)原油安でも原材料価格は下がらないという指摘や、4)資材費が高騰しているという声、5)北海道の外から進出してきた企業等との競争が厳しくなっているといった声も聞かれました。
 さらに、障害者の雇用については、6)仕事が増えたため、障害者の雇用も増やしているというところが多くありましたが、人手不足の状況を反映して、7)障害者を雇用したくてもいい人材が見つからない、8)精神障害者以外は採用できないという指摘や、地域によっては、9)そもそも採用できる障害者がいないという声もありました。
 また、障害者の雇用に関して今回多く指摘されたこととしては、既に雇用されている障害者の高齢化の問題がありました。
 これについては、10)高齢化した障害者の作業能率が低下し、機械の操作もできなくなったという指摘や、11)高齢化して働けなくなっても、なかなか福祉施設には入れないといったような話もありましたが、その一方で、12)こうした場合の受け皿として、少人数のA型が考えられるという指摘や、13)親なき後に備えて、早くからグループホームへの入所を勧めているという話もありました。
 雇用されている障害者の高齢化の問題は、他のブロックでも指摘されていることであり、今後、全重協全体として対応していかなければならない課題の一つであると考えられます。
 以上のような参加者の近況報告の後、今度は、下期ブロック会議における全国共通テーマである「全重協の魅力の在り方」について議論が行われました。
 これについては、まず最初に、栗原会長から、「全重協を会員のためになる組織にしていきたい。そのために、会員の皆様の口から直接お話を聞かせいただきたい。」という話があり、さらに、加藤副会長(和光産業株式会社代表取締役)から、「全重協は、昭和の時代に旧労働省の融資制度や助成金制度を利用した事業所が集まって出来たが、その後に特例子会社やA型事業所も会員となっている。元々の会員事業所と後から参加した会員事業所では、スタンスや考え方も異なる。こうした中で、全重協はどうあるべきか考えるべき時期に来ている。」という話があり、今回、「全重協の魅力の在り方」について議論することになった背景について説明がありました。
 その後、各参加者から様々な意見が出されましたが、その中の主なものを紹介しますと、1)全重協に参加している理由は勉強したいから。障害者雇用に関する法律や制度、雇用のノウハウ、障害の特性等について勉強したい、2)かつて実施していた分科会や中間管理職研修を復活してほしい、3)会員どうしがざっくばらんに話ができる機会がほしい、4)単なる法律や制度の説明だけでなく、どこまでがセーフでどこまでがアウトか分かるような話を聞きたい、5)現場で障害者を指導している人が学ぶ場がない。次の世代を育てていくことも重要、6)結局は情報が重要、7)ブロック間の交流も重要、8)障害者雇用に関する会員事業所の好事例がすぐ分かるようにしてほしい、9)全重協の会員事業所になれば、障害者の雇用について分かりやすく教えてもらえるということをPRすべきといったように、障害者の雇用についてもっと学びたいという思いが強かったように思われます。
 また、障害者の雇用について勉強するためには、かつてのように全重協から旅費が出なくても、自腹で勉強に行きたいという声が強く、障害者雇用に向けた参加者の熱い思いが伝わってきました。
 「全重協の魅力の在り方」について議論した後は、場所を変えて懇親会が行われましたが、ここでもブロック会議の続きの議論が行われ、さらに、それでも話し足りなかった参加者は、また場所を変えて、北海道の厳しい寒さも忘れるような熱い議論がいつまでも続けられました。