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ミニ情報通信

全重協東京支部平成29年度第1回オープン会議が開催されました。

 平成29年8月29日(火)午後1時30分から、当協会会員事業所の株歯堂DYアイ・オーの会議室において標記会議が開催されました。
 当日は、まず最初に、東京支部の田沼支部長(株歯堂DYアイ・オー顧問)からあいさつがあり、その後、(独)高齢・障害・求職者雇用支援機構東京障害者職業センター主任障害者職業カウンセラーの古野素子様とジョブコーチの平山紋妃様から「精神障害者の安定就労に向けた雇用管理〜ジョブコーチの役割、支援事例等〜」と題して講演がありました。
 お二人の講演の内容については、当日配布されたこちらの資料をご覧いただきたいと思いますが、そのポイントとしては、1)国の制度としてのジョブコーチには、地域障害者職業センターに所属する「配置型」、障害者の就労支援を実施している社会福祉法人等に所属する「訪問型」、障害者を雇用している企業に所属する「企業在籍型」の3種類がある、2)「配置型」はいろいろなケースを経験している、「訪問型」は地域のネットワークに強い、「企業在籍型」は当該企業や障害者のことに詳しいといった特長があり、それぞれがペアを組んで支援することもあれば、単独で支援することもある、3)ジョブコーチが行う支援には、集中的に企業を訪問し、本人の作業遂行の状況や職場環境について確認する「作業場面介入型」、本人や企業に対する相談支援を中心に行い、本人と企業のコミュニケーションを円滑にする「相談支援中心型」、本人に対して企業担当者とジョブコーチが共同で職場適応支援を行うことで、企業担当者のサポート力の向上を目指す「共同支援型」の3種類がある、4)ジョブコーチ支援に当たっては、障害者職業センターが本人、企業のニーズや状況に応じた支援計画を作成し、関係者から同意を得た上で支援を実施する、5)ジョブコーチ支援の対象としては、かつては知的障害者が多かった(8割程度)が、最近は精神障害者と発達障害者に対する支援が全体の6割を占めている、といったようなことでした。
 また、ジョブコーチの平山様からは、株歯堂DYアイ・オーが雇用している3人の精神障害者に対する支援事例についてご紹介いただいたほか、1)人の気持ちは変えられないが、考え方は変えられる。考え方が変われば行動も変わる、2)努力してもどうしようもないことが障害。努力しているかどうかについては、何人かの目で見るしかない、3)障害者には本当のことを言ってもいい。ただし、本当のこととは事実のみ。解釈は事実ではない、4)発達障害の人には、ストレートにものを言った方が分かりやすいこともある、5)どうにもならなくなる前に障害者職業センターに相談してほしい、といったようにこれまでの豊富な支援経験を踏まえた貴重なアドバイスもありました。
 また、お二人の講演の後は、休憩を挟んで参加者からの質疑応答が行われましたが、精神障害者の安定就労」という講演のテーマに対する参加者の関心は高く、当日は多くの質問が次から次へと出てきました。  今回の東京支部会議は、いつもと違ってオープンカフェ方式のグループディスカッションはありませんでしたが、事前に参加者から出していただいた質問に対し、当日お二人の講師から回答していただくなど、参加者にとっては非常に満足度の高い会議ではなかったかと思います。