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ミニ情報通信

北海道ブロック会議が開催されました。

 去る7月18日(火)午後3時30分から、札幌市内の札幌パークホテルにおいて標記会が開催されました。
 
 当日は、まず最初に、北海道ブロックの池田ブロック長(鞄チ殊衣料代表取締役社長)から挨拶があり、1)全重協が企業を対象とした相談業務を厚生労働省から受託できたことは、障害者を雇用する事業主の団体として誇るべきことであり、大変嬉しく思う、2)こうした受託事業については、北海道ブロックとして全力で取り組んでいきたい、3)北海道ブロックの懸案であった会員の拡大が実現し、今年度になって正会員及び賛助会員の入会がそれぞれ1事業所ずつあったという話がありました(なお、正会員として入会された事業所は全重協のHPを見て入会を決めたということでした)。

 また、池田ブロック長の挨拶の後は、栗原会長からも挨拶があり、1)厚生労働省からの委託により、全国7ブロックで相談事業を実施することになった、2)予算的にも、これまでの大阪相談コーナーの約8倍と、全重協としては、近年例を見ないような大きな規模となっている、3)これらの事業にはかなり高いノルマ(数値目標)が設定されているので、その達成に向けて会員の皆様のご協力をお願いしたい、4)精神障害者を算定基礎に加えた新たな法定雇用率については、計算上2.42%だったものが、経過措置ということで、当面2.2%から2.3%へと段階的に引き上げられることになった、5)既に雇用されている障害者の加齢への対応が全重協の会員にとっても大きな課題となっているが、こうしたことを含め、これからも会員の皆様のニーズを十分踏まえて、国に対し積極的に意見を言っていきたいといった話がありました。

 さらに、栗原会長の挨拶の後は、本部説明ということで、1)今回、厚生労働省から受託した事業には、相談事業の他にセミナーの実施や障害者活躍企業(仮称)の認証、好事例集の作成といった事業が含まれている、2)これらの事業を確実に実施することにより、全重協の今後の発展につなげていきたい、3)全重協の財政状況は非常に厳しいので、今年度も積極的な寄付をお願いしたいといった話がありました。
 また、以上の本部説明に加えて、池田ブロック長から、厚生労働省からの委託に伴い新たに設置された札幌相談コーナーの紹介があった他、北海道ブロックとしてのセミナーについては、来年1月下旬に札幌市内のサンプラザで開催する方向で検討しているという話がありました。

 当日は、この後、会議に参加した参加事業所からそれぞれ近況報告がありましたが、その中では、1)食品業界は、原材料費や輸送費の増大で経営が厳しくなっているが、観光が増えた影響で少し持ち直している、2)クリーニング業界も人件費や燃料代の高騰で厳しい、3)就労継続支援多機能型(A型及びB型)を立ち上げた、4)アビリンピック道大会優勝を目指して頑張っている、5)中国で納豆が売れている、6)リーダー格で頑張っていた知的障害者の作業能力が40歳を過ぎて急に落ち込んだ、7)定年は70歳であるが、それを超えて働いている障害者もいる、8)働き方改革のための職場環境改善プロジェクトチームを立ち上げ、時間外労働の削減に向けた取組を進めている、9)印刷業界ではデジタル化が進み、これまで障害者がやっていた仕事がなくなってきている、10)リネン業界では仕事が増えて、労働力の確保が課題となっている、11)35〜40歳で作業能力が低下するという加齢の問題については、A型やB型で対応するということで一定の方向性が見えているのではないかといった指摘がありました。

 今回のブロック会議については以上ですが、当日は、ブロック会議に先立って、石狩市にある全重協の会員事業所である潟純^キュークリーンの見学も行われました。
同社は平成18年7月に設立、平成26年12月にワタキューグループの特例子会社に認定されました。本社がある札幌営業所(石狩市)の他、伊達、名寄、北見の道内4か所に営業所と工場があります。
 事業内容は、病院、介護施設等の寝具・タオル類、ユニフォームなどをクリーニングするリネンサプライ業、観光ホテルのシーツ・浴衣・タオル・クロスなどをクリーニングするホテルリネン業、布団を丸ごと洗う布団丸洗い事業を展開しており、現在、全社員276名のうち57名の障害者(身体障害者及び知的障害者)が働いているそうです。
 当日は、同社の事業内容や障害者雇用の現状等についてご説明いただいた後、実際に障害者の方々が働いておられる職場を見せていただきましたが、障害者の方々お一人お一人がそれぞれの持ち場で元気に仕事をしておられました。
 同社を含むワタキューグループの基本方針は、「誰もが思いやりの心を持ち、互いに協力し、人に誇れる立派な会社に勤めてよかったと思えるグループにする」ということであり、さらに社是は「心」ということでしたが、正にこうした基本方針や社是が実現された障害者にとっても大変働きやすい職場ではないかと思いました。