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ミニ情報通信

東北ブロック会議が開催されました。


ブロック会議の様子
 去る7月26日(火)午後2時から、福島県の全重協会員事業所である会津天宝醸造株式会社神指(コウザシ)工場において、標記会議が開催されました。
 同社は、江戸時代の天保年間(1830年頃)に会津の地に店を構え、その後、塩の売買を経て、江戸時代末期から味噌の製造を始めた由緒ある会社です。
 「企業は利潤追求のみであってはならず、様々な分野において社会に貢献することが大切である」との考え方の下に、昭和30年代に障害者の雇用を始め、現在では身体障害者と知的障害者を合わせて全部で6名の障害者を雇用しています。
 当日は、ブロック会議に先だって、同社の味噌の製造工程と漬け物の製造工程をそれぞれ見学させていただきましたが、工場の中のトイレの扉はステンレス製にして、いったん中に入ると消毒薬で手を洗わない限り、外に出られないようにするなど、食品工場ならではの工夫も見られました。
 工場見学の後は、栗原会長の挨拶とともにブロック会議が始まりましたが、当日は、まず最初に、福島大学准教授の長谷川珠子先生から、「障害者雇用促進法改正の影響と対応」というテーマで講演がありました。
 長谷川先生は、障害者雇用促進法の解説書も出された労働法の専門家です。当日は、今年度から義務化された障害者に対する差別の禁止や合理的配慮の基本的な考え方と、そうした法改正が行われた背景等について、具体的な事例も交えながら大変分かりやすく解説していただきました(詳しくはこちらの資料をご覧下さい)。
 先生のお話については、ブロック会議参加者の関心も高く、当日は様々な意見や質問が出されましたが、その中には、1)障害者雇用促進法の対象となる障害者であるかどうかの確認の仕方については地域によって差が見られるようなことはないかといった質問や、2)精神障害者の状態が改善して手帳の対象から外れると雇用率にカウントされなくなるため、解雇される恐れがあるのではないかといったような指摘など、今後検証すべき重要な課題もいくつかありました。


会議終了後、会津天宝醸造株式会社の前で
 長谷川先生の講演の後は、10分間の休憩を挟んで、参加者全員から近況報告がありましたが、その中では、「雇用していた障害者が高齢化して作業能力が低下したため、その受け皿として就労継続支援A型事業所を立ち上げた。」といったように、他のブロックでも報告された取組について報告がありました。
 参加者からの近況報告の後は、昨年度下期のブロック会議における全国共通のテーマである「全重協の魅力の在り方」に関する検討の結果について本部から報告があり、ブロック会議を終えました。  今回の東北ブロック会議においては、10年ぶりに参加したという会員事業所や会員以外の参加者も含め、これまでになく多数の方々に参加していただきましたが、このことについては、今回のブロック会議の事務局を務めていただいた加藤ブロック長(株式会社新陽ランドリー代表取締役)や会場を提供して下さった会津天宝醸造株式会社の皆様のご尽力により、会議の内容が、上述したようにより充実したものになったことも影響しているのではないかと思います。本部としても、この場をお借りして、改めて感謝申し上げます。