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ミニ情報通信

中部ブロック会議が開催されました。

ヤマハアイワークスの竹ノ内社長
ヤマハアイワークスの竹ノ内社長
ヤマハアイワークスの職場見学
ヤマハアイワークスの職場見学
 去る6月10日(金)と11日(土)の2日間に渡り、標記会議が開催されました。
 第1日目は、当協会会員の株式会社ヤマハアイワークスの事業所見学を行い、その後、同社の会議室をお借りして、会議を行いました。
 株式会社ヤマハアイワークスは、1989年12月に設立され、1992年5月には、ヤマハ株式会社の特例子会社として認定されています。
 また、2008年6月からは、ヤマハ株式会社の関係子会社1社も含めた企業グループとしての雇用率の算定が行われています(他の子会社はそれぞれ独自に障害者雇用に取り組んでいます)。
 グループ適用3社の実雇用率は、今年の6月1日現在で2.29%と、法定雇用率の2%を大きく上回っています。
 株式会社ヤマハアイワークスの開業時からの事業はデータ入力等の情報処理サービスですが、雇用数増大とともに、名刺、リーフレット等の印刷・制作やダイレクトメール等の封入発送、企業グループのOB会や共済会関係の一般事務・管理、さらには、各種キャンペーンの応募データの入力や景品発送等の営業支援業務なども行うようになりました。
 ちなみに、同社の社名は、その事業がパソコンとネットワークを利用したものが多いことから、ITのIをとって「アイワークス」となっているそうですが、同時に「愛」が込められたネーミングにもなっているそうです。
 当日時点で同社に常用雇用されている従業員数は47名で、うち障害者は38名となっています。障害の種別では、身体障害者が24名と過半数を占めていますが、知的障害者(4名)や精神障害者(10名)も雇用されています。
 当日は、同社の竹ノ内社長から、「ヤマハグループの一員として自信と誇りを持ち、障害の有無・状態にかかわらず、力を合わせて新たな感動と豊かな文化の創造に参画する」という同社の企業理念の紹介があったほか、ヤマハ株式会社人事部長の村田様から、「障害者の雇用については、特例子会社だけではなく、ヤマハ全体として取り組んでいく。」というごあいさつがありました。
 また、竹ノ内社長のお話の後は、実際に同社の職場を見せていただきましたが、その際には、例えば身体障害者の方がトイレで倒れて動けなくなった場合に自分で通報するためのボタンを壁の低い位置に設置したり、さらにはボタンに手が届かない場合に使うための棒をトイレの中に配置したりといったように、障害者自身の立場に立ったきめ細かな配慮がなされている様子がうかがわれました。
 株式会社ヤマハアイワークスの紹介は以上ですが、この後行われたブロック会議では、まず最初に、今月7日の総会で全重協の会長に再選された栗原会長から挨拶があり、「障害者の雇用については、今年度から障害者に対する差別の禁止や合理的配慮が義務化されるなど、様々な課題があるが、これからも、全重協として会員のニーズや要望を行政に積極的に伝えていきたい。」という話がありました。

ブロック会議で挨拶する栗原会長
ブロック会議で挨拶する栗原会長
はままつフラワーパークの前で
はままつフラワーパークの前で
 その後、全重協本部事務局から、昨年度下期のブロック会議において、全国共通のテーマとなった「全重協の魅力の在り方」ということについて、これまでの議論の紹介や、それを踏まえた今後の対応案について説明がありました。 当日説明のあった対応案の主なポイントは、1)ブロック会議の在り方の見直し、2)本部主催の新たな研修会の開催、3)本部からの能動的な情報発信、4)HPの見直し、5)会員資格の見直し及び6)全重協の積極的なPRということですが、これらについては、今後、他のブロックの意見も聴きながら、できるものから年度内にも実施することになっています。 また、当日は、全重協の予算について、ここ数年赤字が続いている中で、予算の組み方を見直すべきではないかという指摘がありましたが、これについては、事務局から、今後早急に収支のバランスが取れるようにするための方策について、常務理事会等で議論する旨回答がありました。
 さらに、その後、中部ブロックの三澤ブロック長(中電ウイング株式会社専務取締役)から、会員企業に対するアンケート調査の結果について説明がありました。
 その内容を簡単にご紹介しますと、経営状況については、「良好」から「厳しい」まで各社様々でしたが、「厳しい」と回答した企業の中には、「募集をかけても人が集まらない。」という声もありました。 また、障害者の雇用状況については、「変わらない」とする回答が一番多くなっていましたが、その一方で「増」とする回答や「減」とする回答も見られました。
 この他、アンケート調査では、「障害者の高齢化対策について知りたい。」という質問もありましたが、雇用されている障害者の加齢・高齢化の問題は、中部ブロックのみならず、各ブロック共通の問題であることから、今後、全重協として、こうした障害者を雇用する企業への支援等その対応について、行政にも要望していくこととしています。
 ブロック会議第1日目の公式行事は以上で終わり、その後は、懇親会の場で、参加した会員一同、障害者の雇用について更に熱い議論を交わしましたが、その途中で、株式会社ヤマハアイワークスの竹ノ内社長が、エレキギターの演奏と歌を聞かせて下さるという大変楽しい場面もありました。
 以上が、ブロック会議第1日目ですが、翌日は、はままつフラワーパークを訪問し、理事長の塚本こなみ様のお話をお伺いしました。
 塚本様は、女性初の樹木医として、栃木県のあしかがフラワーパークの大藤の移植に成功された方ですが、2013年に、はままつフラワーパークの理事長に就任されてからは、それまで30万人に満たなかった来場者を2年で77万人に増やした手腕の持ち主です。
 当日は、「フラワーパークの来場者が感動するかどうかについては、損益分岐点と同じように感動の分岐点というものがある。来場者には、美しいと感動してもらわないとだめだ。」というお話や、園芸療法が持つ人間性復元力によって、登校拒否や引きこもりだった人が、元気になって働けるようになったというお話がありました。こうしたお話は、企業が障害者の雇用を進める上でも大変参考になるものであり、参加した会員一同塚本理事長のお話に感動して聴き入りました。
 その後は、本当に美しいはままつフラワーパークの園内を見せていただき、2日間のブロック会議の日程を終えました。